Listen free for 30 days

Listen with offer

Preview

£0.00 for first 30 days

Pick 1 audiobook a month from our unmatched collection - including bestsellers and new releases.
Listen all you want to thousands of included audiobooks, Originals, celeb exclusives, and podcasts.
Access exclusive sales and deals.
£7.99/month after 30 days. Renews automatically. See here for eligibility.

細雪

By: 谷崎 潤一郎
Narrated by: 斉藤 範子
Try for £0.00

£7.99/month after 30 days. Renews automatically. See here for eligibility.

Buy Now for £20.99

Buy Now for £20.99

Pay using card ending in
By completing your purchase, you agree to Audible's Conditions of Use and authorise Audible to charge your designated card or any other card on file. Please see our Privacy Notice, Cookies Notice and Interest-based Ads Notice.

Summary

船場の旧家、蒔岡家の四姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子。
父は既に他界し、蒔岡家の全盛は過ぎ、衰えつつあった。

長女の鶴子は婿入りの当主と本家で暮らし、
次女以下の3人は、阪急蘆屋川の分家――幸子の家で生活するのが常となっていた。

幸子夫婦の気がかりは、三女雪子と四女妙子の将来についてだった。

雪子は三十歳になるが、未だ“娘さん”だった。
とはいえ大きな問題を抱えていたからというわけではなく、
大きな原因は、家名にふさわしい相手をという選り好みと、
当人の日本趣味で引っ込み思案な性質にあった。

一方で妙子は奔放で、幼なじみとの色恋沙汰で新聞を賑わせたほどだった。
芸術趣味の彼女には独創の才があり、個展を開くほどになっていた。
金回りも良く、また騒ぎとなった幼なじみとはまだ交際を続けてはいたが、
姉である雪子より先に結婚してはと慮り、現在の関係に留まっていた。

対照的な未婚の妹たち。
幸子の知人友人たちも気をまわし、雪子に縁談を持ちかけてきてはくれるものの、
なかなか良縁には巡り合えない……。

昭和初期という激動の時代のなか、上流階級の日々は流れる。
結婚問題、外国人家族との交流、病気、災害……。
ときに緩やかに、ときに激しく移り変わってゆく、蒔岡家の日常――。

阪神間モダニズム時代の上流大阪人の生活を描いた、谷崎潤一郎の代表作。

谷崎潤一郎
1886年(明治19年)東京日本橋で生まれる。家業が傾き、住み込みで書生となり家庭教師をしながら学業に専念。1908年に東京帝国大学国文科に入学。1910年大貫晶川、小泉鉄らと第2次『新思潮』を創刊、『誕生』や『刺青』などを発表。1911年授業料未納のため退学。1915年 石川千代と結婚、1930年離婚。関東大震災後は関西へ移住し『吉野葛』『春琴抄』を発表。 1931年 古川丁未子と結婚、1934年離婚。1935年森田松子と結婚。1959年 右手に麻痺症状が出て、口述筆記にり執筆。1965年79歳で死去。
©2021 PanRolling
activate_Holiday_promo_in_buybox_DT_T2

What listeners say about 細雪

Average customer ratings

Reviews - Please select the tabs below to change the source of reviews.